知っていますか?生理の貧困
​~オンライン講演会~

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10月23日(土)に「知っていますか?生理の貧困」と題したオンライン講演会を開催しました。

「#みんなの生理」で活動されている谷口歩実さん、杉木りゆかさん、小林れいりさんを講師としてお迎えし、「生理の貧困」について皆さんと学びました。

 

まず、生理の歴史について、月経が様々な国や地域で、長らく禁忌の対象であったこと、またその理由(医学知識の欠如、感染症への恐怖心)についてご説明いただきました。

 

次に生理に関する諸問題として、日本の内閣府の「生理の貧困」の定義が「経済的な理由で生理用品を購入できない女性や女の子がいる」であり、American Women’s Medical Associationの「(生理用品や衛生設備など)生理を衛生的に迎えるための物理的環境及び生理に関する教育に十分にアクセスできない状態のこと」という定義よりかなり狭い意味で用いられていることのお話がありました。

そのため、様々なジェンダーアイデンティティがあるのにも関わらず、生理のある人が女性に限定されてしまうという問題や、経済的要因以外で生理用品や生理における情報やケアにアクセスできない人々のニーズが不可視化されてしまう懸念があるとのことです。

 

最後に、生理アクティビズムという、生理のタブーに対抗し、生理を経験するすべての人が健康で幸せな人生を送るためのサポートを得ることを主張する運動の可能性についてお話いただきました。

まず「自分の身体の自己決定権を持つこと」、これは多様な選択肢がすべての人に与えられることになります。

次に「今の身体に対する認識を変えること」、これは女性の身体は汚らわしいから隠すべき、矯正するべき、という思想から離れ、「生理はあるもの」として社会がデザインされていく可能性につながります。

そして最後に「個人的な経験から社会の構造を問い直していく」力が生理アクティビズムにはあるんだというお話があり、今後の活動ではほかの社会運動とも連帯していくということでした。

 

「生理の貧困」というと、生理のある女性だけのもの、経済的に貧困状態にある家庭の問題、と考えられがちですが、決してそうではなく、社会で議論していくべき「みんなの問題」なんだということが大変よく伝わってくるお話でした。

 

#みんなの生理 さんが行っている署名活動へのリンクを以下に掲載します。

ぜひ皆さんもページをご覧になってみてください。

「生理用品を軽減税率対象に!」:http://chng.it/xjgHTrF8

「学校のトイレに生理用品を!」:http://chng.it/qPjY4ksdfC

「東京都の公共施設のトイレに生理用品を設置してください」:https://chng.it/8tkQC6yDmW

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​オンライン講演会の様子